振り返りながら感じたこと
昨年からストレスケア関連の講座をさせていただく中で、ふと立ち止まり、自分自身のこれまでの歩みと、今、そしてこれからについて振り返る機会がありました。
私は子供の頃から、親の仕事や身の回りの環境の影響もあり、知らず知らずのうちに化学に親しみ、やがて新しい情報科学の分野にも興味を持つようになっていました。
学校の勉強が特別嫌いだったわけではありませんが、不思議と関心はいつも自分の内側から自然に向かう方向へと進んでいたように思います。
メディカルアロマは、そんな私の興味や関心が幾重にも重なった学問であり、だからこそ深く探究し続けてきました。
化学は、薬の開発や、半導体・化粧品・精油などの材料設計、さらには化学反応の再現性や安全性の評価といった分野を特に得意としています。
物質の性質や反応を正確に理解し、安定して同じ結果を得られる点は、化学の大きな強みです。
一方で、化学だけでは、人の感情や行動といった心理学・脳科学の領域、複雑性科学など生命全体の調和を捉える視点、そして主観的な体験の深さまでは十分に扱うことができません。
これらは、化学とは異なる学問や感性の領域が補い合うことで、はじめて立体的に理解されるものだと感じています。
そして、このような統合的な視点こそが、これからの時代に必要不可欠であると私は信じています。
ストレスの原因がカオスのように渦巻く現代において、この両方の視点を通したメディカルアロマが、さらに多くの方の役に立つことを、私は心から願っています。