WellbeLaboペットをリラックスさせる音楽

2020年7月15日

ペットをリラックスさせる音楽

音楽を演奏する楽しみは人間だけですが、
動物たちも聞いて楽しむことはできるはずですよね(^o^)/

そして、音楽が心身に様々な影響を及ぼすことは、
人間と動物に変わりはありません。


人間では、音楽療法で脳卒中患者の運動・認知機能が改善したり、
診療や手術に対する不安が軽減されたりする
といった利点が示されています。


ペットでも、例えば全身麻酔下にある猫は
音楽に対して生理学的に反応し続ける
との研究結果が報告されています。
(「全身麻酔下の猫の呼吸数と瞳孔径の変動に対する音楽とそのジャンルの影響」
PMID:25824137 DOI:10.1177 / 1098612X15575778[MEDLINEのインデックス])


この研究では、
音楽のジャンルによって
ネコの反応に差があったこともわかっており、


ポップミュージックやヘビーメタルと比較して、
クラシック音楽を聞いた場合に、
猫がよりリラックスした状態になったそうです!

そもそも、人間にとって心地よいとされる音楽は、
人間の安静時の脈拍数に似たビートを持ち、
人間の声域と同じ周波数の音を多く含んでいる
とされています。


犬や猫にもこれと同様のことが言えます。

よって、犬や猫の鳴き声と似た周波数の音や、
猫が喉を鳴らす時と似た音
などで構成された音楽がいいでしょう。


巷には、犬または猫がリラックスする音源の
CDが売っています。

でも、
「それって、自分が聞いていても
それほど好きじゃない」とか、


「日頃クラッシックを聞かないけど、
かわいいペットのために
聞くようにした方がいいのかな?」
と感じた方はいませんか?


情緒を司る大脳辺縁系は、
記憶と結びつきやすいのです。


香りもそうですが、
リラックスしている時に聞いた音楽や
嗅いだ香りは好きになります。

そしてその時聞いた音楽や嗅いだ香りは、
その時の記憶を再び想起させます。


なので、
日頃飼い主と楽しい時間を過ごした時に
かかっていた音楽は、きっとペット達にも
多少なりとも楽しい思い出が想起されるはずです!


「自分が大好きな音楽を、余り大き過ぎない音でかけること」
が、ペット達にフレンドリーな良い方法だと思います。


本当は、その音源を
多くのペットが緊張する動物病院の待合室や
診察室でかけられるといいのですが、
ご家族ごとにBGMを変えるわけにはいきません。


動物病院には不特定多数のペット達が居るので、
私の動物病院では
やはりクラッシックをBGMに流すことが多いです。


また、ソルフェジオ周波数の一つである
528hzの音楽が副交感神経を優位にする
といわれているので、
緊張をほぐす意味で
そういったCDをかけていることもあります。


ご自宅でペットと遊ぶ時、
ペット一緒にまったりとリラックスする時、
そのテーマになる音楽を探して
BGMとしてかけてみてはいかがでしょうか?


飼い主の好きな環境(温度・香り・音楽など)は
ペットもきっと好きなので、
一緒にハッピーになって、そして
更に癒されちゃいましょう!

著者

WellbeLabo

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