WellbeLabo犬に最適なシャンプー剤

2020年6月20日

そのシャンプー、どんな界面活性剤を使用していますか?

従来のシャンプー剤には、石けんをはじめ、さまざまな界面活性剤が必ず含まれています。


界面活性剤とは、2つの異なる物質の境界面(界面)に作用し、混ざりやすくする物質のことを指します。

界面活性剤は、一つの分子の中に、水になじみやすい親水基と油になじみやすい疎水基(親油基)の両方を併せもっています。


また、界面活性剤は水の表面張力を低下させることによって、水を物に染み込みやすくさせる働きを持っています。

以上の性質によって、界面活性剤は皮膚・被毛の汚れを落とす役割を果たします。


シャンプー剤を選ぶ際には、どのような界面活性剤が使われているかが大切です。


皮脂や汚れを洗い流すためにはある程度の洗浄力が必要ですが、界面活性剤の洗浄力が強ければ必要以上に脱脂してしまい、皮膚に刺激を与えたり、被毛をパサパサにしてしまったりします。

逆に、洗浄力が弱いものを用いると、皮脂の分泌が多い、もしくは汚れがひどい犬では、皮脂や汚れを十分に落としきれなくなります。


シャンプー剤を選ぶ際には、まず界面活性剤の種類を確認することが大切です。
そうすることによって、愛犬に最適のシャンプーを探すことが可能になるのです。


界面活性剤にはいろいろ種類がありますが、水に溶かした際に電気を持つ形になるイオン性界面活性剤と、イオンにならない非イオン(ノニオン)界面活性剤の2つに大きく分類されます。


さらに、イオン性界面活性剤は、どのようなイオンを持つかで以下の3つに分けられます。

①アニオン(陰イオン)界面活性剤
②カチオン(陽イオン)界面活性剤
③両イオン界面活性剤


また、アニオン界面活性剤には、

【高級アルコール系】
【石けん系】
【アミノ酸系】などがあります。

シャンプー剤は、様々な特徴を持たせるためにいくつもの界面活性剤を組み合わせますが、主に使われるのはアニオンと両イオン界面活性剤の2種類です。

成分表には量の多いものが先に書かれています。

しかし、人用のものは化粧品としてシャンプー剤の成分は全表記が義務付けられていますが、犬用のシャンプーは雑貨扱いになるため、全表記されていない場合があります。

著者

WellbeLabo

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