JMAA 神奈川校 by(株)ELS私たちが日ごろ使用しているラベンダーアングスティフォリアにも、実はケトン類は入っています。

2017年1月16日

みんなで「真贋を見分けて参りましょう」

私たちが日ごろ使用しているラベンダーアングスティフォリアにも、実はケトン類は入っています。

ひとつ前の投稿について追記をさせていただきます。

敢えて先の投稿には記載しませんでしたが、どなたからもご指摘のコメントが入らなかった点を、ここにお知らせいたします。

私たちがメディカルアロマで使用する【A】ラベンダーアングスティフォリアと【B】AOPラベンダーアングスティフォリアを成分表から比較して、【B】のAOPの方には「ケトンが1%弱入っているから…」とお伝えしました。

敢えてこのような投稿とさせていただいた理由は、その投稿の最後に「真贋を見分けて参りましょう」との言を添えさせていただいたことにあります。

今一度、【A】の日頃使用しているラベンダーアングスティフォリアをご覧になられてください。

いかがでしょうか? 
“ケトンが2.3%” 入っていませんか?

日頃から「ケトン類、フェノール類、芳香族アルデヒド類」(類=芳香成分)の含有量が多い精油は皮膚刺激があるから気をつけて使用することを、どちらの講師さんも学んでいるはずです。

今回の新パッケージのラベンダーアングスティフォリアには、旧パッケージの同精油と下記の期限と“同じ”成分表が入っています。
双方共に、使用期限が2020年7月まで、また成分表の内容もピッタリと一致します。

これは単に「パッケージが変わっただけ」であることが分かるでしょう。

では上述の “ケトンが2.3%” が入っているということ、ご存知でしたでしょうか。

ラベンダーアングスティフォリアという精油は常に同様の成分ではなく、収穫された際に成分が微妙に変わるのは当然のことです。

香料として世の中に存在する精油は、どれも製品名にそぐわない香りを持っていてはいけないことも、過去に長期欠品になった精油群を考えると納得がゆくでしょう。

この点に気が付いていただきたく、この指摘を後から投稿させていただいております。

誰かがラベンダーアングスティフォリアならば大丈夫と言ったからではなく、ご自身の「真贋を見分ける能力を養い」、お悩みを持つ方々に対しては、常にそのお方の立場に立って、過去20年を越えるJMAA、日本メディカルアロマテラピー協会の実績とレシピの根拠と、そして重要な第三者のお悩みや素肌のことを考えながら、啓蒙推進することが重要だと考えております。

さて【B】のAOPラベンダーアングスティフォリアは、では使えるのでしょうか?
AOPラベンダーアングスティフォリアは、メーカーによるとより香りを良く作られているということで、少々価格も高く設定されています。

香りによる癒しのアロマテラピーでは、また香りによる心理学的効果を考える際には、個々人にとってよろしいかもしれませんが、私たち協会員は協会の実績と教えの基で、日々の啓蒙推進活動が行われています。

従来通り、【A】のラベンダーアングスティフォリアを使用して参りましょう。

ケトン、フェノール、芳香族アルデヒド類の含有量が高い精油は、アトピーにも、その他の用途にも使用しません。(例外として脂肪溶解のレシピはあります)

改めまして、みんなで「真贋を見分けて参りましょう」。

著者

JMAA 神奈川校 by(株)ELS

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