école d’Aroma inca*roseジェルについて

2016年9月27日

基材の科学

化粧品原料の石油系高分子ポリマー
が塩にとけるメカニズム



これは浸透圧による、物性の変質になります


ポリアクリル酸ナトリウム分子に水が入ったときに電離によってできるNa+(ナトリウムイオン)は、食塩を水にとかしたときにも食塩が電離してできるものです。
吸水したポリアクリル酸ナトリウム分子の外に食塩をかけると、その食塩はそこにある水にとけ濃い食塩水になります。
ポリアクリル酸ナトリウム分子内外のNa+濃度は、外では濃く、内では薄いということになります。
このような場合、水はその濃度差をなくすような方向へ移動します。つまり、水は内から外へと出てきます。
 このように、濃度差によって水が移動する圧力を「浸透圧」といいます。刻んだ野菜に食塩をかけると水が出てくるのも浸透圧によるものです。
(引用 http://www2.tokai.or.jp/seed/seed/minna16.htm)


ポリアクリル酸ナトリウムは、石油系高分子ポリマーのひとつ
化粧品、整髪料や、オムツの吸収体 などに利用されています






これに対して、天然の粘性を持つものは
カラギーナン、など
カラギーナンは紅藻類の粘性物質
これは塩をかけても溶けません
むしろジェルの粘性はやや増大するようです
海藻は、いつも海水(塩分)にさらされていますので、塩をかけても溶けないハズですよね!




上記のとおり
石油系のは、塩をかけると溶ける

顔は汗の塩分も出ていますから、石油系ジェルをつけると…
やはり溶けているのです

著者

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