パルマローザも美容のレシピには欠かせませんが、この精油の3大利用目的を考えたとすると、まずは“美容”と“抗菌”でしょう。

美容では、ほぼ精油全ての約80%を占めるモノテルペンアルコール類(約85%)のゲラニオールの皮膚弾力回復作用と収斂(引き締め)作用です。

これに強い“抗菌”作用素肌のためにサポート。
抗菌力もパルマローザのゲラニオールだけで院内感染スプレーとしても利用できる強さで、フェノール係数値でも4位に位置し、その強さはアルコールに匹敵するほどです。
素肌ヘのアルコール系化粧品等の刺激を避けたい方にとっては、刺激に気をつけながら、1滴からレシピに使用するのがお勧めです。

そして3つ目はに、エステル類のゲラニオールと、同じくエステル類の酢酸ゲラニルのに期待が持てるでしょう。

ご存じ人気ナンバーワンレシピ『究極の美容ジェル』では、パルマローザと共にゼラニウムエジプト(長期欠品中)またはゼラニウムブルボンが使用されています。

ゼラニウムエジプトが主流だった時よりも、現行利用するゼラニウムブルボンには、モノテルペンアルコール類ゲラニオールが増え、およそ16.5%。
さらにはエステル類酢酸ゲラニルだけでなく、最も多いもので蟻酸シトロネリルが10%以上、蟻酸ネリルと蟻酸ゲラニルを合わせても6%以上が含有されています。
素肌に現れる症状の中には、ストレスも多大に含まれているケースがありますので、自律神経の安定作用は欠かせない成分と言えるでしょう。
ゼラニウムブルボンのゲラニオールとパルマローザのゲラニオールが相性よく、また自律神経の安定も図れるのは、メディカルアロマを日々のスキンケアに利用する方々にとってこの上ない事実です。

ゲラニオールだけでなく、他のリナロール、ネロール、酢酸ゲラニルという成分と同じバラの香りを強く含みますことから、心地よい香りは不安を取り除き、心を鎮静へと導く作用にも期待できます。

【パルマローザの抗菌力と他の精油との比較】
世に数百と存在する精油を比較するのではなく、精油が含有する成分を比較しなければ意味がありません。

石炭酸係数またはフェノール系数値による抗菌力比較: 
オレガノ     - 
チモール    (20)(フェノール類)       

タイムチモール  - チモール    (20)(フェノール類)       

クローブ     - オイゲノール  (17)(フェノール類)       

シナモンカッシア - ケイヒアルデヒド(15)(芳香族アルデヒド類)         

パルマローザ   - ゲラニオール  (12)(モノテルペンアルコール類) 


①ペパーミント、ユーカリ、ティートリー(3~4): フェノール係数低く、抗菌力微弱、治療効果

②フェノール係数では5位だが、ゲラニオールの量(80%)では精油中最高含有量

アルコールよりも抗菌力が高いことから、パルマローザでの抗菌スプレーをエタノールでゲラにアールの分子構造を破壊して別物にせず、また大量に薄めずに30ml程度の水で作ることが最も安全で効果的
パルマローザ
 

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