ほぼモノテルペンアルコール類で占められる精油がローズウッドで、2017年4月現在(蒸留年月2014年6月)の最新のローズウッドの成分表から読み取れるのは、主にモノテルペンアルコール類 d-リナロール86.92%と非常に多く含有されています。

一般的にリナロールというと、ラベンダーアングスティフォリアにも多く含有されている l-リナロールの鎮静作用ですが、こちらのd-リナロールでは逆の作用、精神的・肉体的な強壮作用、または内臓細胞や臓器を活性させるための細胞再生作用、スキンケアの際の素肌の基底層細胞再生促進作用と考えてもよいでしょう。

一般的に言われる28日間の素肌のターンオーバーを助けてくれる嬉しい成分であり、その作用をローズウッドは有しているわけです。

『究極の美容ジェル』では、実際の化粧品製品版同様に、パルマローザ1滴、ゼラニウムエジプトまたはゼラニウムブルボン1滴、そしてローズウッド1滴が使用されています。

以前下記の質問がありました。

n胃腸の強壮ジェルレシピは、成分から考えるとローズウッドはいらないのでは?

■バジル           5

■マンダリン         5

■ゼラニウムエジプト     5

■ローズウッド        5

 

私自身回答例:

「仰せの通り、ローズウッドを入れずとも十分でしょう。ただローズウッドがレシピに含まれている理由は、90%ほど含まれるd-リナロールです。美容のレシピに使用した場合には、同成分の有する細胞再生作用によりますが、胃腸の強壮の場合にも同成分の心身共に働く強壮作用を用います。実際には胃腸の動きを整えるためには自律神経の安定が重要となりますので、バジルの蟻酸、マンダリンのγ-テルピネンやアントラニル酸ジメチル、そしてゼラニウムエジプトのやはり蟻酸による自律神経安定作用を用いています。よって3つの精油の成分で自律神経を安定させる目的と、体の(各部の臓器)強壮作用を目的としてレシピが出来上がっています」


ローズウッド

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